右京区長と京都外国語大学・短期大学学長メッセージ

北川 洋一

京都市右京区長

令和3年4月1日、京都市右京区は発足からちょうど90年を迎えました。この節目の年の記念企画を、貴学と協働で実施できましたことを大変嬉しく思っております。

右京区は、多くの「ものづくり」の事業所が立地する一方で、豊かな自然に恵まれ、農林業も盛んです。また、4件のユネスコ世界文化遺産をはじめ、国宝・重文、祭祀や芸能など、有形無形の文化財が数多く受け継がれ、広く国内外の方々を魅了してきました。そして、なによりもにぎわいと利便性、人と人との温かいつながりが「住むまち」として価値の高さを誇ります。一般的に語られる京都の都市としての魅力が、右京区には凝縮されていると感じております。

インタビューを通じて、右京区民の生の言葉から、その魅力を世界に発信しようという今回の試みは、まさに貴学の最大の強みを生かしていただいたものであり、区制90周年にふさわしい素晴らしい取組となりました。教職員・学生の皆さま、インタビューに御協力いただいた区民の皆さまはじめ、この全てのプロジェクトに御尽力いただいた全ての方に、深く敬意を表し感謝申し上げますとともに、貴学の今後ますますの御発展を祈念申し上げます。

京都市右京区長
北川洋一

松田 武

京都外国語大学・京都外国語短期大学 学長

右京区制90周年おめでとうございます。京都外国語大学を代表し、心よりお祝い申し上げます。本学は、創立者の森田一郎・倭文子が現在の地にキャンパスを移してから70年以上、右京区を拠点に教育研究活動を行ってまいりました。本学の建学の精神である「言語を通して世界に平和を」に基づき、右京区の皆様との長年にわたる交流を記念し、このようなプロジェクトを実現させていただきましたことを大変光栄に存じます。プロジェクトのテーマである「コミュニティエンゲージメント(地域社会との連携・協働)」は、本学が推進するグローバル・シティズンシップ教育の中核をなすものであります。本プロジェクトへの参加は、学生にとって、自身の暮らしと学びの拠点である右京区について深く理解するとともに、地域の皆様と連携・協働し、プロジェクトの成果を共有する素晴らしい機会です。本学学生の学びの成果をぜひご覧いただければ幸いに存じます。京都外国語大学は、右京区の一員であることを誇りに思うとともに、引き続き、地域の皆様とのつながりを大切にしながら、様々な取り組みを続けてまいります。

京都外国語大学・京都外国語短期大学 学長
松田 武